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AKASHIとは?マネーフォワード クラウド勤怠Plusの料金とアプリ打刻

AKASHIとは?マネーフォワード クラウド勤怠Plusの料金とアプリ打刻

AKASHIとは?マネーフォワード クラウド勤怠Plusの料金とアプリ打刻

AKASHIとは?マネーフォワード クラウド勤怠Plusの料金とアプリ打刻

本記事は、公式サイトや各種調査レポートをもとに作成しています。人事労務・バックオフィスDXを専門とする編集部が執筆し、社会保険労務士の監修のもと情報の正確性を確認しています。

2024年から2026年にかけての法改正やコンプライアンスの厳格化を受け、企業における客観的かつ精緻な労働時間管理が不可欠になっています。本記事では、主に中規模以上の就業規則が複雑な企業の人事・労務担当者、および情報システム部門の担当者に向けて、クラウド型の勤怠管理システムである「AKASHI(アカシ)」(現:マネーフォワード クラウド勤怠Plus)の機能や料金体系、専用スマートフォンアプリを用いた運用ステップを詳しく解説します。

2026年4月に完了した事業承継・リブランディングの最新動向や、具体的な他社SaaS連携の実態、さらには導入時に陥りがちな失敗パターンなど、自社のバックオフィス業務を適正化し、アップデートするために必要な一次情報を提供します。

勤怠管理システムの主な機能や打刻方法、および料金体系の比較ポイントを整理して解説する図。

AKASHI(アカシ)とは

この記事でわかること

  • 2026年4月に「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」へのリブランディングが完了

  • 中堅・大企業向けの「四則演算オプション」や「監査ログ(最大5年保持)」を提供

  • 他社SaaS連携により、給与計算などの集計業務にかかる時間を最大50%削減可能

AKASHIは、2026年4月に「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」としてリブランディングされ、独自の就業規則や多拠点展開を持つ企業に最適な高度な設定能力を持つシステムです。

マネーフォワードへの事業承継とブランド統合(2026年4月完了)

2026年4月1日をもって、AKASHI事業はソニービズネットワークス株式会社から株式会社マネーフォワードへと事業承継され、「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」として正式にリブランディングされました(マネーフォワード公式サイト)。これにより、既存のマネーフォワードの製品群ではカバーしきれなかったエンタープライズ層の複雑なガバナンス要件にも対応できる、本格的なバックオフィスプラットフォームへと進化しました。

中堅・大企業市場におけるトップクラスのシェア

調査機関ITRの2023年調査によれば、マネーフォワードは従業員数300人未満の市場において給与管理システムのシェアNo.1を獲得しています。AKASHIの事業承継により、300〜999名規模の中堅企業市場へのシェア拡大を本格的に推進している段階です。複雑なカスタマイズ性が求められるこの市場において、「Plus」として強化された旧AKASHIの柔軟な機能が、上場準備企業や大企業から高い評価を得ています。

AKASHI(マネーフォワード クラウド勤怠Plus)の独自機能

中堅・大企業向けの強力なカスタマイズと内部統制機能により、他社システムとの決定的な差別化を実現しています。

四則演算オプションによる複雑な就業規則の完全再現

システムの仕様に自社のルールを合わせるのではなく、四則演算オプションを用いて自社独自の集計項目をシステム上で定義できます。一般的なシステムでは対応できない「特定の条件下でのみ発生する特別手当の時間数」や「変形労働時間制における複雑な相殺計算」も、システム内で自動計算が可能です。これにより、出力データをExcel等で再計算する本末転倒な作業が完全に不要になります。

監査ログと最大5年間のデータ保持によるガバナンス強化

上場企業や厳格なコンプライアンスが求められる企業に必須の「誰が、いつ、どのようにデータを修正したか」という監査ログ(トレーサビリティ)を標準で記録します。また、労働基準法に基づく帳簿の保存期間延長に対応し、システム上で最大5年間の勤怠データを安全に保持できるため、強力な内部統制をシステム側から担保できます。

複雑な勤怠集計における従来システムとAKASHIの比較

▲ 複雑な勤怠集計における従来システムとAKASHIの比較

AKASHIの強み:法改正対応とコンプライアンス

「2024年問題」をはじめとする労働基準法の厳格化に対し、AKASHIは強力なコンプライアンス維持ツールとして機能します。

時間外労働の上限規制とアラート機能の充実

時間外労働の月45時間・年360時間という原則的な上限(厚生労働省:時間外労働の上限規制)や、36協定の特別条項に抵触するリスクを、リアルタイムのアラートで防止します。上限に近づいた従業員や有給休暇の取得義務を満たしていない従業員をシステムが自動検知し、本人と管理者に通知を送ることで、法令違反を未然に防ぐ仕組みが構築されています。

客観的な労働時間把握と多彩な打刻手法

労働時間の客観的把握が厳格に求められる中、AKASHIはPCブラウザやスマートフォンだけでなく、生体認証(静脈認証、顔認証)など多様な打刻手法を提供します。リアルタイムで出退勤のステータスを可視化できるため、テレワーク環境下でも「いつ、どこで稼働しているか」を正確に把握することが可能です。

AKASHIの機能とAPIエコシステム

AKASHIはSmartHR・ez-PCLogger・Slack等とAPI連携し、手入力ゼロの勤怠管理フローを構築できます。

SmartHRやシフト管理サービスとの自動同期

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」と連携することで、従業員の入退社情報や部署・雇用区分などの組織マスタが自動的にAKASHIへ同期されます。手作業による情報の二重入力や登録漏れが解消され、運用コストを大幅に削減できます。また、外部のシフト管理システムとも連動し、確定した勤務予定を即座に勤怠データへ反映させることが可能です。

ez-PCLogger連携によるサービス残業の防止

PCの稼働ログ収集ツール「ez-PCLogger」と連携し、システム上の打刻時間と実際のPCログオン・ログオフ時間を自動照合します。労働基準監督署の調査で指摘されやすい「打刻外のPC稼働(隠れ残業)」を早期に検知し、適切な労働環境の維持に貢献します。乖離チェックの自動化により、労働基準監督署の調査や従業員トラブルへの事前対策になります。

ビジネスチャット(Slack等)への自動通知

iPaaS(Yoomなど)を活用すれば、SlackやMicrosoft Teamsなどのビジネスチャットツールと連携が可能です。例えば「前日の打刻忘れ」や「残業の未申請」を検知した際に、指定のチャットチャンネルへ自動でリマインドを送信できます。管理部門が個別にメールを送る手間がなくなり、従業員自身の自律的な修正アクションを促します。

AKASHIのAPI連携エコシステム構成

▲ AKASHIのAPI連携エコシステム構成

AKASHIの使い方・打刻運用ステップ

従業員の働く環境(オフィス、工場、リモート)に合わせて、最適な打刻デバイスを組み合わせて運用します。

akashi打刻アプリでのスマートフォンGPS打刻(従業員向け)

外出の多い営業職やリモートワーカーには、「akashi 打刻 アプリ」を活用したスマートフォンからの打刻運用が最適です。アプリを開いて出勤・退勤ボタンをタップする直感的な操作で、ITリテラシーを問わずスムーズに定着します。また、GPS機能と連動させることで打刻時の位置情報を記録し、不正な場所からの打刻を防止できます。

PCブラウザや専用端末からのログインと打刻

オフィスで業務を行う従業員は、PCのWebブラウザからシステムにログインして打刻や申請を行います。一方、工場や店舗など、一人一台のPC環境がない職場では、FeliCa対応のICカードリーダーや専用の打刻端末(PitTouch Pro2など)を設置し、従業員証をかざすだけの素早い打刻運用が推奨されます。

月次の勤怠集計とアラート確認(管理者向け)

管理者はダッシュボードを通じて全従業員の労働時間をリアルタイムでモニタリングします。締め日が近づいたタイミングで、打刻エラーや時間外労働の基準値超過などをアラートで確認し、対象者に是正を指示します。エラーが解消された勤怠集計データは、マネーフォワード クラウド給与などの給与計算システムへシームレスに出力されます。

働く環境に合わせた最適な打刻デバイスの選び方

▲ 働く環境に合わせた最適な打刻デバイスの選び方

AKASHIの導入事例:労働時間削減の定量的効果

実際の導入企業2社のケースで、効果の数字を確認します。

株式会社トレタ:給与計算業務の時間を半減(50%削減)

テレワークの全社導入に伴い、外部委託していた給与計算業務の内製化を決断した同社は、旧システムからのデータ連携に手作業の加工が必要という課題を抱えていました。AKASHIの導入と他社給与計算SaaSとのAPI連携を実現した結果、従来20時間を要していた勤怠集計・給与計算の作業が10時間以内へと半減し、大幅な業務効率化に成功しています(出典:AKASHI公式導入事例)。

株式会社サンジゲン:複雑な承認フローのノーコード構築

エンターテインメント・アニメーション制作を行う同社は、部署を跨ぐプロジェクトが多く、直属の上司以外への承認フローが組めないことが課題でした。AKASHIの「2段階承認機能」や柔軟な権限設定により、複雑な承認経路を人事担当者がノーコードで構築できるようになりました。これにより、月末の打刻エラー対応に丸1日かかっていた作業がほぼ解消されています(出典:AKASHI公式導入事例)。

AKASHIの価格・料金プランと導入時の注意点

料金プランは3段階で、規模・機能要件に応じて選べます。導入前に確認すべき落とし穴も合わせて整理します。

akashi 料金プランの比較(1名あたりの月額)

初期費用は無料で、利用したい機能に応じて3つのプランから選択できます(※以下は標準的な料金目安です)。

プラン名

月額料金目安(1名)

主な機能・特徴

タイムレコーダー

200円

出退勤の打刻、リアルタイム集計、各種打刻機器対応。基本機能に特化。

スタンダード

300円

タイムレコーダー機能に加え、残業や休暇の申請・承認(ワークフロー)に対応。

プレミアム

400円

全機能搭載。シフト管理、工数管理、高度なテレワーク支援機能や四則演算を利用可能。

最低利用料金として10名分からの契約が必要となります。最新の料金体系や詳細な条件については、必ずAKASHI公式サイトの料金ページをご確認ください。

導入時のデメリットとよくある失敗パターン

システム導入において最も多い失敗パターンは、現場のITリテラシーを軽視して複雑な打刻運用を強要し、結果的に打刻漏れが頻発するケースです。また、紙のタイムカードやExcelから移行する際、「労働基準法に違反する違法な時間の切り捨て(丸め処理)」をシステムにそのまま設定しようとし、エラーを引き起こす事例も多発しています。システムは法令遵守を前提としているため、導入を機に自社の就業規則を適正化しなければなりません。

規模別:導入要件チェックリスト

自社の運用体制と照らし合わせ、以下の項目を確認してください。

  • 現場環境に合った打刻方法(スマホアプリ、PCログイン、ICカード)を選定しているか

  • 就業規則の各種手当や丸め処理が、労働基準法に準拠しているか

  • 給与計算ソフトや人事マスタ(SmartHR等)とのAPI連携可否を確認しているか

  • (小規模企業の場合)10名分の最低利用料金がコスト見合いに合っているか

よくある質問

AKASHIの仕様やリブランディングに関するよくある疑問に回答します。

Q:AKASHI(アカシ)は2026年にどのように変わりましたか?

A:2026年4月1日をもって株式会社マネーフォワードへ事業承継され、「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」として正式にリブランディングされました。中堅・エンタープライズ企業向けの高度なカスタマイズ機能が統合されています。

Q:AKASHIの料金体系はどうなっていますか?

A:初期費用は無料で、利用機能に応じて「タイムレコーダー(月額200円/人)」「スタンダード(月額300円/人)」「プレミアム(月額400円/人)」の3つのプランが提供されています。ただし最低10名分の利用料金が発生します。

Q:AKASHIでの打刻はスマートフォンからも可能ですか?

A:はい、可能です。専用のスマートフォンアプリやWebブラウザを利用して、どこからでも出退勤の打刻を行えます。GPS機能を利用して打刻時の位置情報を記録することもできるため、外出先やリモートワークでの正確な勤怠把握に役立ちます。

Q:AKASHIはマネーフォワード クラウド給与と自動連携できますか?

A:はい、連携可能です。勤怠集計データをマネーフォワード クラウド給与へシームレスに出力できるため、二重入力や手作業での転記が不要になります。他社給与計算SaaSへのAPI連携も対応しており、連携先や条件の詳細は公式サイトでご確認ください。

まとめ

AKASHI(マネーフォワード クラウド勤怠Plus)は、高度なコンプライアンス管理能力と、圧倒的なカスタマイズ性を兼ね備えた中堅・大企業向けのクラウド勤怠管理システムです。2024年問題や法改正に伴う厳格な労働時間管理に対応するには、人力での確認作業をシステムに置き換え、自動アラートとAPI連携で勤怠管理を回す体制を構築することが現実的な解になります。まずは、無料トライアル環境で自社の就業規則が正しくシステム上に再現できるかを確認し、社内の承認フローを見直すことから着手してください。

  • ✅ 無料トライアルで自社の就業規則をシステム上に再現できるか確認する

  • ✅ 給与計算ソフト・SmartHRとのAPI連携可否を事前に確認する

  • ✅ 現場の打刻方法(スマホアプリ/ICカード/PCブラウザ)を環境別に選定する

  • ✅ 就業規則の丸め処理が労働基準法に準拠しているか見直す

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

監修

Admina Team

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