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Confluenceとは?使い方や評判・Jira連携まで解説

Confluenceとは?使い方や評判・Jira連携まで解説

Confluenceとは?使い方や評判・Jira連携まで解説

Confluenceとは?使い方や評判・Jira連携まで解説

公開日

社内の情報が散らばり、「必要なドキュメントが見つからない」「ナレッジが属人化している」という課題は、多くの情報システム部門や開発チームが直面する大きな壁です。アトラシアン社が提供する「Confluence(コンフルエンス)」は、この課題を解決するための強力なエンタープライズ向けコラボレーションツールです。

本記事では、Confluenceの基本機能や、2025〜2026年にかけて急速に普及している最新の統合AI「Atlassian Rovo」などの動向を徹底解説します。さらに、Jira(ジラ)やMicrosoft SharePointとの具体的な併用方法、国内の大規模導入事例、導入で失敗しないための運用設計のポイントまで、実務に役立つ情報を網羅してお届けします。

Confluenceの基本的な使い方から評判、Jira連携、および組織のナレッジ共有を活性化するための導入ロードマップをわかりやすく図解したインフォグラフィック。

Confluence(コンフルエンス)とは?基本機能と動向

Confluenceは情報共有と共同編集に強みを持つコラボレーションツールである。

本記事のポイント

  • Confluenceは、情報の蓄積・検索・共有に特化したエンタープライズ向けのナレッジ管理基盤である。

  • サーバー版のサポートは終了しており、現在はセキュリティと新機能に優れたクラウド版(Cloud)またはデータセンター版(Data Center)への移行が必須である。

  • 最新AI機能「Atlassian Intelligence」に加え、2025年に一般公開された統合AI「Atlassian Rovo」により、他ツールを横断した高度な情報探索が可能である。

  • Jiraや多様な外部ツールとシームレスに連携し、開発からプロジェクト管理までのナレッジを強固に統合する。

ナレッジベース・社内Wikiとしての基本機能

Confluence(コンフルエンス)は、直感的な操作で社内のナレッジを一元管理できる代表的な情報共有ツールです。ブログのように手軽な操作でドキュメント(ページ)を作成でき、それらを「スペース」という組織・プロジェクト単位のフォルダ階層で綺麗に構造化できます。高度な全文検索機能により、数万件以上のドキュメントの中から必要な情報を一瞬で見つけ出すことが可能です。さらに、同時編集機能やコメント機能により、テキストを通じたリアルタイムなコミュニケーションを活性化させます。

Atlassian Intelligenceと最新AI「Atlassian Rovo」の動向

2025年から2026年にかけて、Confluenceは単なるドキュメント管理ツールから「AIネイティブなコラボレーション基盤」へと大きな進化を遂げました。Premium以上のプランには、標準の生成AI機能「Atlassian Intelligence」が追加費用なしで搭載されており、長文ページの要約や文章の自動作成、自然言語を用いた高度な検索、ページ内の文脈からJiraチケットを自動で生成するInline AI機能などを活用できます。また、2025年に一般公開された有償の統合AIアドオン「Atlassian Rovo」は、Google DriveやSharePoint、Slack、GitHubなどの外部SaaSに散らばる社内情報を横断的に検索・要約する「Rovo検索」や、自律的にレビュー作業を行う「Rovoエージェント」の構築を実現し、組織全体の「アンサーハント税(答え探しにかかる無駄な時間)」を劇的に削減します。アトラシアンはこれらの製品をまとめた「Teamwork Collection」パッケージへの移行も推奨しています。

Server版サポート終了とCloud移行

オンプレミス向けの「Confluence Server」版は、アトラシアン社のクラウドファースト戦略に伴い2024年2月15日をもって完全にサポートが終了しました。これ以降、セキュリティパッチの提供やバグ修正は一切行われていないため、現在新規で導入を検討する企業、あるいはオンプレミス環境で運用を続けている企業は、セキュリティとコンプライアンスが担保されたSaaS環境の「Confluence Cloud」、または大規模向けの「Confluence Data Center」への迅速な移行が必要です。

Confluenceを導入するメリットと定量的な効果

Confluenceの導入は情報検索の手間を削減しチームの生産性を大幅に向上させる。

豊富なテンプレートとシームレスな外部ツール連携

Confluenceには、要件定義書や議事録、プロジェクト計画書など、実務ですぐに使える130種類以上の高品質なテンプレートが標準で用意されています。ドキュメントのフォーマットを標準化することで、誰が書いても分かりやすいナレッジが蓄積されます。また、MiroやFigmaといった外部ツールとシームレスな埋め込み連携が可能です。デザインやホワイトボードの画面をConfluenceに直接同期・表示させることで、ドキュメントと視覚情報のハブとして機能します。多様な外部アプリケーションとの連携を容易にするエコシステムは、Confluenceの大きなメリットです。

データが証明する定量的な生産性向上効果

アトラシアンの公式調査「State of Teams 2025」によると、実に71%のチームが「AIを情報管理や情報発見に最大限活用できていない」と回答しており、社内の答え探しによる生産性低下が課題となっています。しかし、最新AI「Atlassian Rovo」を先行導入した検証結果では、エンジニア1人あたり年間50時間以上の時間を節約できたデータが報告されています。また、Confluenceと深く連携する動画ドキュメント作成ツール「Loom AI」の活用により、会議時間が1週間あたり平均90分(年間約10営業日分)も削減されました。一般的なConfluenceの導入効果としても、社内の情報検索時間が平均80%削減、プロジェクトの立ち上げ時間が50%短縮、さらにコミュニケーションが活性化することで新規アイデアの創出が30%増加したという市場分析データがあり、定量的な導入メリットは極めて高いと言えます。

Confluenceの「使いにくい」という評判とよくある失敗への対策

ルールなき運用による情報のブラックボックス化を防ぐガバナンスの設計が必須である。

失敗パターン1:情報が乱立してゴミ化する「Slop」問題

自由度の高いドキュメント作成ができる反面、ルールなしにスペースやページを乱立させると、古い情報や未完成のドキュメントが放置される「情報のSlop(スロップ=放置された低質な情報ゴミ)」化が起きます。AIが古いドキュメントを学習すると誤った回答を導き出すため、「Garbage In, Garbage Out(ゴミを入れればゴミが出る)」の事態に直面します。これの対策として、サードパーティ製の承認ワークフローアプリ(Comala Document Managementなど)を導入し、公開・更新・アーカイブのライフサイクルを自動化・ルール化することが推奨されます。また、スペースの作成をシステム管理者への申請制にすること、あるいはJiraプロジェクトとスペースの1対1の紐付けを自動化するといった運用設計(ガバナンス設計)が不可欠です。

失敗パターン2:通知過多による「通知疲れ」

ページが更新されるたびに大量のメールが送信される「通知疲れ」は、ユーザーがツールから離脱する原因になります。これを防ぐためには、自動ウォッチ機能を全社で無効化し、1日1回の「日次ダイジェスト」設定を推奨してください。さらに、重要な通知のみをSlackやMicrosoft Teamsの特定チャンネルに集約する設定を、情シス部門が標準ガイドラインとして全社に提示することが有効な対策となります。

失敗パターン3:AIやRovoの導入コスト高と不活性化

「最新AIを導入したものの、使いこなせる人がおらず、無駄なライセンス費用だけがかかっている」というケースも多く見られます。Atlassian Rovoなどは有償のアドオンであるため、いきなり全社にライセンスを付与するのではなく、まずは一部の開発部門や特定チームでのスモールスタート(PoC)で検証を行います。さらに、管理者が自社の仕様書レビューやSlackの自動回答に最適化した「カスタムAIエージェント」をあらかじめ作成して全社に配布することで、一般ユーザーがプロンプトを入力するハードルを徹底的に下げることが成功のポイントです。

「Confluence」と「他の情報共有ツール」の違い(SharePoint・Jira比較)

用途に合わせて各ツールの得意領域を理解し併用・使い分けすることが推奨される。

Microsoft 365(SharePoint)との現実的な「住み分け・併用パターン」

「ConfluenceかSharePointか」の二者択一ではなく、2026年現在は「併用による役割分担」がエンタープライズのベストプラクティスです。以下の表に示す通り、双方のツールの強みを最大限に活かす運用が求められます。

用途

主なシステム(本丸)

理由・強み

Office文書(Word/Excel/PPT)

SharePoint / OneDrive

Microsoft 365とのシームレスな同時編集、ライセンス内での無償同梱によるコスト最適化。

全社ポータル・社内ニュース

SharePoint

組織全体への一斉通知、外部共有制御や機密ラベル(Purview DLP)との強力な連携。

開発ドキュメント・システム仕様書

Confluence

Jiraチケットと1対1で強固に連動。チケットから仕様書、ソースコードまでの追跡性が抜群。

プロジェクト内の軽量Wiki

Confluence

ページのツリー構造化(親子階層)が極めて直感的で、誰でも素早く情報整理が可能。

これらの環境を同一ID基盤(Microsoft Entra IDなど)でSSO連携させ、さらにAtlassian Rovoなどの横断検索AIを連携することで、複数のSaaSから一括して情報を検索できる環境を構築するのが最もスマートな解決策です。

ConfluenceとJiraの役割の違いと自動連携

同じアトラシアン製品であるJira(ジラ)とConfluenceは競合する製品ではなく、完全に補完し合う関係にあります。Jiraは「タスクや課題の進捗追跡」に特化しており、Confluenceは「ドキュメントの構造化とナレッジの体系化」を担います。後述する2025〜2026年最新のInline AI機能を活用すれば、この2つのツールのシナジーを最大化できます。

プロジェクト管理やタスク管理での具体的な使い方

プロジェクトの情報をConfluenceに集約しJiraと双方向で同期することが成功の鍵である。

組織規模別の管理ツール選定基準

企業の規模により、タスク・プロジェクト管理の適切なアプローチは異なります。以下の分岐基準を参考にしてください。

  • 50名未満の組織: Confluence内に標準搭載されている「タスクマクロ」や無料のFreeプランを活用した簡易的なタスク管理で十分に回すことが可能です。

  • 50〜300名の組織: Jira SoftwareとConfluenceのStandardプランを連携させ、要件定義から開発進捗管理までを標準化する段階になります。

  • 300名超の組織: SSO(Atlassian Guard)によるアクセス制限と強固なガバナンスが必須になります。最上位のPremiumまたはEnterpriseプランを採用し、Jiraのポートフォリオ機能(高度なロードマップ)とConfluenceを密に連動させます。

Jira連携と2025-2026最新「Inline AI」機能によるタスク管理

Confluenceに書き出した要件定義やプロジェクト計画書をベースに、2025〜2026年に大幅強化された「Inline AI」機能を用いてJiraへタスクを自動連携する手順は以下の通りです。

  1. Confluenceのページ上で仕様書やタスクが記載されたテキストを選択します。

  2. ポップアップ表示される「Inline AI(Atlassian Intelligence)」のワークアイテム作成メニューをクリックします。

  3. AIが文脈を読み取り、対応するJiraプロジェクトの課題チケット(チケット名、詳細説明など)を自動生成します。

  4. ワンクリックでチケットが作成され、Confluenceの該当箇所にJiraチケットのリンクバッジが自動で埋め込まれます。これにより、ドキュメントを更新するだけで双方向のタスク追跡が可能になります。

Confluenceの料金プランとコスト最適化のTips

不要なライセンスコストを防ぐためには定期的な休眠アカウントの整理が不可欠である。

各プランの比較とAtlassian Guard(ISMAP対応状況)

Confluence Cloudには、「Free」「Standard」「Premium」「Enterprise」の4つのプランが提供されています。大規模組織で認証セキュリティやSSOを統合するためには、アクセス管理ツールである「Atlassian Guard(旧Atlassian Access)」の導入が必要です。日本の政府情報システムのためのセキュリティ評価制度「ISMAP」についても、認証を司るAtlassian Guardなどが登録を完了しており、セキュリティ基準が厳しい金融機関や行政機関、大手インフラ企業でもクラウド移行を安心して進められる環境が整っています。具体的な料金体系は為替などの影響で変動するため、常にアトラシアン公式料金ページにて最新の情報を確認してください。

休眠アカウントの棚卸しフロー構築

アカウント管理の不備は無駄なコストを招きます。情シス部門は、「過去3ヶ月間一度もログイン履歴がないアカウント」をCSVデータやアトラシアンのAPIを用いて自動で抽出するフローを構築しましょう。これらを休眠アカウントとして特定し、定期的にアクセス権限(ライセンス)をはく奪することで、年間数十万〜数百万円規模の不要なライセンスコストを確実に削減できます。

日本国内の大規模導入・活用事例3選

国内の大手企業ではガバナンス強化やナレッジの自動活用にConfluenceが選ばれている。

事例① 株式会社NTTドコモ(2025年10月公開)

  • 業種・規模: 通信・ITサービス、Confluence 約13,000ユーザー、Jira 約9,000ユーザー

  • 導入時期: 2016年からアトラシアン製品を利用、利用急拡大に伴い2025年までに最上位プランへ移行

  • 課題→施策→成果:

    • 課題: アジャイル開発の拡大に伴ってアトラシアン製品のユーザーが急増。セキュリティやガバナンスの強化、および各チームのニーズに合わせた柔軟な環境分離が求められていた。

    • 施策: リックソフト社の包括的な支援のもと、最上位の「Enterpriseプラン」を導入。

    • 成果: ユーザーアクティビティログの取得が可能になり、セキュリティ監査とガバナンスを徹底。最大150のインスタンスを分離・統合できるライセンスメリットを活かし、チームごとに最適な個別環境を迅速に提供する柔軟性を実現した。

事例② NTT東日本株式会社(2025年12月公開)

  • 業種・規模: 電気通信事業、エンタープライズ規模

  • 導入時期: 2025年

  • 課題→施策→成果:

    • 課題: 業務の可視化と全社的な効率的ナレッジ共有を推進し、業務負荷を軽減する必要があった。

    • 施策: 日立ソリューションズの支援を得て、「Atlassian Cloud(ConfluenceおよびJira)」を導入。

    • 成果: 部署間の壁を取り除き、業務負荷の可視化とスムーズな情報共有を達成。さらに今後は、AI(Atlassian Intelligence)を用いた問い合わせ自動作成やFAQ自動生成などの先進的な機能の実装に着手し、ナレッジのさらなる自動活用を計画中。

事例③ 株式会社LayerX(2025年11月公開)

  • 業種・規模: フィンテック・SaaS、中大規模

  • 導入時期: 2025年

  • 課題→施策→成果:

    • 課題: クラウド型での高度な情報セキュリティ・コンプライアンス管理を整備し、安全なナレッジベース構築が求められていた。

    • 施策: Confluenceを含むアトラシアン全体のナレッジベースに対し、Jira Service Managementおよびアクセス管理・セキュリティ監査ツール「Atlassian Guard」を導入。

    • 成果: 厳格なセキュリティ統制と、アイデンティティ管理(SSO)による安全かつシームレスなログイン環境を両立。全社のナレッジベースを高い安全基準で運用できる体制を整えた。

よくある質問

導入にあたり想定される疑問に対して実務的な視点から回答する。

Q:ConfluenceとNotionの違いは何ですか?

A:Notionは個人や小規模チーム向けの柔軟なメモ・タスク管理に優れた汎用ツールです。一方でConfluenceは、エンタープライズ規模での堅牢な権限管理、Jiraとの親和性の高い連携、高度なセキュリティコンプライアンス要件を満たすナレッジベース構築に特化しています。

Q:Confluenceの無料期間や無料プランはありますか?

A:はい、10ユーザーまでであれば期間制限なく利用できる「Freeプラン」が提供されています。11ユーザー以上で利用する場合はStandard以上の有料プラン契約が必要となりますが、その際にも7日間の無料トライアルで事前に機能を検証可能です。

Q:ページとブログの使い分け方を教えてください。

A:「ページ」はツリー階層構造で保存できるため、マニュアルや仕様書など長期的に参照・更新する恒久的なナレッジに適しています。一方で「ブログ」は時系列でフローとして表示されるため、日報や社内イベントの告知、プロジェクトの進捗報告などに適しています。

Q:AI(Atlassian Intelligence)はすべてのプランで利用可能ですか?

A:Atlassian Intelligenceは、クラウド版のPremiumおよびEnterpriseプランに標準機能として追加費用なしで搭載されています。なお、2025年に一般公開された他ツールを横断検索・要約する「Atlassian Rovo」は有償のアドオンとして別途契約が必要です。

まとめ

Confluenceを導入して組織のナレッジ共有を活性化するロードマップ

まずは特定の部署で議事録テンプレートを使い始めるのが最も確実な第一歩である。

Confluenceは、単なるドキュメント管理の枠を超え、AI機能や強力なJira連携を融合した先進的なコラボレーション基盤へと進化を遂げています。導入を成功させるためには、いきなり全社に展開するのではなく、特定の部署や小規模プロジェクトからスモールスタートすることが重要です。

以下に、導入・運用のフェーズに合わせた明日から使えるステップを示します。

導入・運用開始時のチェックリスト

  • STEP 1(準備): 10名以下であれば「Freeプラン」を活用してまずはチーム内で検証する。

  • STEP 2(ルール設計): スペースの命名規則や親子階層の作成ルールを事前に決定し、文書化する。

  • STEP 3(テンプレート作成): 議事録などの共通テンプレートを1つ作成し、作成フローを標準化する。

  • STEP 4(ガバナンス設計): AI時代の情報ゴミ(Slop)を防ぐため、サードパーティ製アプリなどのワークフロー承認や、3ヶ月に一度の休眠アカウント棚卸しルールを設定する。

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

監修

Admina Team

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